こんにちはヨスケです。
「道路交通法改正により、ロータリー等を装着したまま公道走行が可能になりました」という案内が回ってきました。
いやいや、ずっと前からロータリーとかドライブハローつけたまま走ってたし…。
というか、ウチみたいな小さい農家がトラクターとロータリーを別々で運ぶとか無理すぎ!
農耕車に関する道路交通法改正は2019年に施行され、以前から黙認されていたロータリー等を装着したままの公道走行が一定の条件を満たした場合に可能になりました。
一定の条件を満たした場合というのが引っかかりますが、「一定の条件を満たす」とはどういう事なのか調べてみました。
公道走行可能なトラクターの条件とは
農水省のホームページ「作業機付きトラクターの公道走行について」によりますと以下の通りになります。チェックポイントとしては…
- ロータリーやハローなどの長さが1.7m以下の場合
- 走行速度が15km以下の場合
と、なります。
ちなみに上記の条件が当てはまれば小型特殊免許・普通自動車免許で公道走行が可能です
ちなみに…
ちなみに…一定条件を満たさないまま警察に捕まるとどうなるの?
無免許運転となります。
罰金50万円以下、免許取り消し、交通違反点数は25点、最低2年間は免許を取得できません。
トラクターの免許(大型特殊・農耕車限定)の取得方法
上記の条件を満たさない場合に必要となるトラクターの免許(大型特殊・農耕車限定)を取得する方法としては大きく分けて2種類です。
- 農業大学でトラクターの講習後、免許センターで一発試験に挑む
- 教習所で大型特殊免許と取得する。
農業大学でトラクターの講習後、免許センターで一発試験に挑む
農業大学で講習後、免許センターで一発試験に挑む方法ですが、まず夏くらいから農機具屋さんやJAに申し込みをしてください。
冬に指定の場所(自分は県の農業大学でした)にて自分と同じメーカーのトラクターを使用しての講習を受けます。
数週間後に講習を受けたメンバー、事務局の方と一緒に免許センターへ行き一発試験に挑みます。
農業大学で講習後、免許センターで一発試験を受けるメリット
教習所に通う場合に比べて料金がかなり安く住みます。
自分は約25000円くらいで免許を取れました。
農業大学で講習後、免許センターで一発試験を受けるデメリット
申し込みはJAや農機具屋さんを経由しなければ申し込みできませんでした。
また、講習には定員がありますので早めに申し込まなければなりません。
講習の日時は11月頃に2回ほどあり、平日に行かなければなりませんでした。
免許センターでは一発試験の為、当然試験に落ちる可能性もあります。
教習所で大型特殊免許を取得する
教習所で大型特殊を取得するメリット
教習所に通う場合のメリットとしては、やはり確実に免許が取れるという事と大型特殊の免許なのでトラクター以外の運転も出来るという事です。
また教習所にもよりますが一年と通して通う事ができます。
教習所で大型特殊を取得するデメリット
やはり料金が高い…。
自分の住んでいる付近の教習所では10万円近い金額がしました。
「農閑期など時間的に余裕がある」
「将来的に大型特殊免許の仕事に興味がある」
など、条件が合えば合宿免許なら料金も安く短期間での取得も可能です。
今まで黙認されていたとはいえ普通にロータリーやドライブハローを装着したまま公道を走行していました。
規制緩和と見せかけての規制強化なのですが、警察に見つかった場合や事故を起こした場合のデメリットを考えると自分の所有する農耕車に応じた免許の取得は必須ですね。
ではまた!
コメント
実際はトラクターに1.7m以上のロータリーを着けて走行していますが?農家の人にとっては死活問題ですよ。
はじめまして!
自分も17mを超えるロータリーを付けて国道を走ってました。
暗黙の了解を許さず、規制緩和と見せかけた規制強化なのは明白かと思います。
ちなみに自分は農業大学で講習後、免許センターで一発試験を受けましたが、約1/3の方が不合格になっておられました。
かといって教習所へ行けば結構な金額も必要となります。
おっしゃる通り農家にとって死活問題ですよね。