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稲に元気がない時の対処方法(田植から1ヶ月以内)

農業

こんにちはヨスケです。
近所の農家さんと話すとだいたい出てくる会話が「今年は天気周りが良くないな〜」です。
自分の住んでいる地域の2021年春の天候といえば
・長雨が続き晴れの日が少ない。
・気温が高くならない。
・台風並み(?)に強烈な風が吹いた。

と、こんな感じです。

率直に書きますと、今年は2枚の田んぼでやらかしまして生育不良が発生しました。
考えられる原因は「植え傷み」です。
あと、田んぼに足を踏み入れた時に土中から泡も出て来てましたので、
併せて「還元害」もあったと思います。

ヨスケ
ヨスケ

対策を書く前に少し生育障害の事を書かせてください。
ざっくり説明なので詳しい成分や用語は控えますね。

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還元害の原因と対策

自分の住んでいる地域では「病み田」や「ガス湧き」「ワキ」などとも言います。
症状は少し違うかもしれませんが「赤枯れ」も原因と対処方法は同じです。

田植えが終わった後から日中に気温が上がる日数も多くなるにつれて田んぼ内の水温も土中の温度も高くなります。
昨年の稲わらや雑草等の未熟な有機物が土中の微生物によって急激に分解されることで発生します。
地水温の高くなった土中ではガスが発生し稲の根の成長が阻害されるというものです。

還元害の対策

稲に発育が悪いな…と感じ、田んぼに足を踏み入れた時にブクブクを泡が発生します。
多少の泡なら問題ありませんが、泡の発生が多い場合は、水交換をして様子をみて改善が見られない場合は軽く田干しをして土中のガスを抜く事が効果的です。

重度で状況の改善が見られない場合は農協の営農指導などに状況を説明しカルシウムなどの肥料を入れる事も考えられます。

植え傷みの原因と対策

気温の低い日や強風の日の田植えで発生しやすいのが植え傷みです。
根が土中で切れているため発育が悪く、中にはヘナっと垂れて枯れてしまいそうな場所もあります。
今年(2021年)は助っ人が手伝いに来てくれているからと強風の中で田植え決行した結果、植え傷みの症状が田んぼの一部で現れました。

根っこが全然伸びず苗に元気がない状態です。

植え傷みの対策

対策は上記の還元障害と同じですが、軽い田干しと潅水を2回ほど繰り返してみました。
1回目でもすでに効果が出て、2回目は雨降りの予報の前に軽く干し、雨の力も借りて水を入れる事でかなり回復できました。

実際に田んぼを軽く干した結果

植え傷みと還元害のダブルパンチで苗に全然元気がない状態です。
下手したら広範囲にわたってこのまま枯れてしまうのかなと不安になりました。

上の写真はちょっと干しすぎてしまった状態です。
中干しでは田んぼにヒビが入るくらい完全に干しますが、今回はガスを抜く事が目的なので田んぼの表面が黒くなる程度に水を抜く様にしました。
場所によって水が残ってしまっても大丈夫です。

苗がヘナっとして全く元気がなかった苗もまっすぐ上に向かって立ち上がりはじめましたので、ひとまず安心しました。
天気予報を見て雨が降る前に田んぼの水を抜いて、雨に田んぼを叩かせるなど雨の力も借りました。
やはり雨の力は偉大です。

今年の田植え後(初期)に起こった問題

今年(2021年)は天候不順により生育不良が発生しやすかった為に、田んぼの水を抜くなどの対策をとった為に雑草の発生が例年より早かったと思います。
苗の生育不良を改善するのを優先した為に雑草の処理を後回しにしたのも原因です。
また雑草対策の記事も書きたいなと思います。
ではまた!

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