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減反政策とは

農業

こんにちはヨスケです。今日は刈り取り前の飼料米の田んぼと、大豆の一部草刈りをしてきました。どちらも減反政策で作っているもので、写真は現在の大豆です。
ちなみに減反とは米の生産調整で、皆が田んぼの面積をフルで生産したら米の需要より供給が上回り、結果として米価の下落や過度の米余りをなくす為に決められた制度です。「もう減反政策は無くなった」と聞いて久しいですが、実は未だに存在します。「減反なんて関係ないぜ!」と言えるほどの大きな面積を耕作している大農家や、逆に数反の自家用しか耕作しない農家はもう減反してないのかもしれませんが、ウチの様なある意味中途半端な面積の農家はまだ減反しています。やっぱり今でも良くも悪くも村社会ですからね、減反面積のお知らせが来ると律儀に守ります。
村社会なんていうと陰湿なイメージを持たれるかもしれませんが、そればかりでもありません。現代の農機具が発達する以前は田植えや稲刈りとなると皆が集まり協力して順番に家々の作業をしていった、言わば助け合いの共同体なんですよね。何かあると「お互い様」の精神で助けてもらえますし、未だに集落内で自分の祖父(30年以上前に亡くなってます)に世話になったと自分に良くしてくれる年配の方がいます。ウチの祖父の徳のおかげと思うと本当にありがたい話なんですが、逆を考えると恐ろしいですよね・・・。まぁ、うちの集落では村八分ってなくて、どっちかと言うと「あいつ変わってるからな」みたいな扱いで済んでます。これは地域に、さらに集落によって違いますかね。
話は逸れましたが、減反になったからと言って何も作らない訳にはいきません。
減反の田んぼで大豆やレンゲ(カバークロップ)を作ると補助金がもらえます。
同じ米でも加工米や飼料米は減反の対象外ですので減反分で耕作できます。
ちなみに・・・
「加工米」人間の口に入る米で、煎餅なんかになるんですかね?昨年は作ってましたが、普通に食用米(みずかがみ)と同じ様に作ってました。春の時点で予めJAに出荷数量を申請しておくのですが、秋にその出荷数量は必ず出さなければなりません。最悪不作となれば、自分家の飯米を出してでも出荷しないといけないデメリットがありますが、飼料米よりは買い取り単価が高いというメリットもあります。
「飼料米」人間の口に入らない米で、読んで字の如し牛などの家畜が食べる様の米です。人間が食べないもんですから、味はともかく頑丈で量の採れる米を作ります。さらに農薬の制限も緩いです。先に書いた飼料米より単価は安いですが、量が採れるため結局はだいたい加工米と同じ収入になる様です。とにかく質より量!の米で、JAへの出荷も収穫分だけで大丈夫というメリットもあります。
何にするかは悩みどころで、減反する田んぼの性質や耕作者の得手、不得手で決めてるのかなと思います。
ちなみに昨年は水はけの悪い田んぼで大豆を作ったのですが、国際ニュースでみる外国の干ばつ映像くらい大豆がならなくてビビりました。同じ地区でも田んぼの性質は全然違うんだなと身をもって知った一年でした・・・。
明日はコシヒカリのウススリ(収穫したコメを玄米にして袋詰めにします)かな?ではまた!

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